色水を使用した調査とは?活用する方法と注意点
2024/12/10
こんにちは!富山全域で漏水調査や防水工事など水道工事サービスを展開しております「株式会社川原設備」です。水漏れ修理から配管の新設、さらには改修工事まで一貫して水回りのトラブルを解決しております。
漏水調査の方法には、代表的なものだと音聴調査、ガス式調査があります。水漏れには色水調査が採用される場合もあります。そこでこの記事では、色水調査はどのようなものなのか、色水調査の基本から採用されるケース、注意点について紹介します。この記事を読むことで、漏水調査と雨漏り調査の適切な調査方法が理解できるはずです!
目次
色水を使用した調査とは
〇色水調査のしくみ
色水調査は、建物内部への漏水経路や侵入箇所を可視化する調査方法です。色水を使うことで漏水箇所を視覚的に特定することが出来ます。通常の水ではなく、色のついた水や特殊な水を使用して調査が行われます。
〇色水調査を採用するケース
現在でも色水調査は特定の場面で使用されています。しかし、技術の進化により、高度な調査方法が普及しており、色水調査の頻度は減少しています。壁の内側や屋上など雨漏り調査の現場で採用されることが多く、雨水がどこから侵入しているかを追跡できる点が特徴です。
〇色水の種類
色水は、調査対象や環境条件に応じて使い分けられます。それぞれの特性に適した色水を選択することで調査の効率と精度を向上させることができます。
・食品用着色料を用いた色水:体や環境に優しいため、安心して利用できます。また、調査後の洗浄も簡単で残留によるトラブルが少ない特徴があります。
・蛍光剤を含む色水:蛍光剤を含む色水は、ブラックライトを当てると発光するため暗い場所で活躍します。
・発光液:自ら光を発する液体で、蛍光剤を進化させたような性質があります。特殊な成分が含まれるため使用時には配慮が必要です。
色水調査のメリット
〇視覚的に確認できる
色水調査では、目に見える形で漏水箇所を特定できます。透明な水では確認が難しい場所でも色水であれば染み出てきた場合に一目で分かります。
〇幅広い環境で活用できる
色水調査は、配管内、壁内などさまざまな環境で応用できます。柔軟性が高いため、多くのシーンで活躍します。また、無害な色水を使用することで環境や健康への影響を最小限に抑えることが出来ます。
色水調査のデメリット
〇環境により精度が左右する
水が広がりやすい環境では、漏水経路が明確にならない場合があります。目に見えない場合は正確な調査を行うのが難しくなります。
〇使用後は処理が必要な場合がある
調査後は色水が残らないように排水し、残留物を取り除く必要があります。設備や環境への影響を最小限に抑えるために行われます。
漏水調査で色水が使用されない理由
〇精密な結果が得られにくい
色水は目視での確認が基本になるため、目に見えない箇所で発生する漏水箇所の特定が難しい場合があります。
〇適用環境の違い
色水調査は、視覚的に追跡できる環境で効果を発揮します。漏水調査ではこの色水調査のメリットを発揮することが難しい環境にあります。配管内部の漏水調査には、音聴調査、ガス検知法が採用されることが一般的です。これらの方法での調査が漏水箇所を特定するのに適しています。
まとめ
色水を使用した調査は、視覚的に漏水箇所や侵入経路を特定する効果的な方法です。そのため、目に見えない箇所で発生する漏水調査には不向きで、雨漏り調査で活躍しています。色水には様々な種類があり調査対象や環境に応じて使い分けることが大切です。漏水と雨漏りは一見似ていますが、調査方法が異なるため、最適な調査方法を選び正確かつ効率的な調査を行うことが重要です。
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