磁気探査を活用した漏水調査!見えない問題を特定する方法
2025/01/04
こんにちは!富山全域で漏水調査や防水工事など水道工事サービスを展開しております「株式会社川原設備」です。水漏れ修理から配管の新設、さらには改修工事まで一貫して水回りのトラブルを解決しております。漏水箇所は目に見えない場所にあることが多く、特定が困難です。通常だと音聴調査が主流ですが、まれに「磁気探査」を行う場合もあります。磁気探査は目に見えない箇所でも漏水箇所を特定できる方法です。この記事では、磁気探査の基本から適用範囲、利点と注意点について詳しく解説します!
目次
磁気探査の基本
磁気探査とは
磁気探査は、地中や配管内の磁場の変化を検知し、漏水箇所や配管の異常を特定する調査方法です。磁場とは金属などの周りに発生する見えない力のことです。この力は変化するものに反応します。例えば、地中の配管が壊れて水漏れが発生するとその周辺の磁場が変化します。この変化を測定しどこで漏水が起きているのかを特定します。これにより、目に見えないトラブルも簡単に見つけることが出来ます。
磁場の変化をどう検知するか
漏水は発生すると水が地中にしみこむことで周囲の環境に影響を与えます。この影響が磁場の変化として検知され、この変化を「波形」や「数値」として捉えます。配管が正常であれば磁場は一定ですが漏水があると磁場が乱れるためそれを基に特定します。この方法は、金属管だけでなくコンクリート管にも使用できます。
磁気探査が採用されるシーン
非破壊で地中や構造物の異常を検知する能力
埋設物の探索
磁気探査は、地中に埋設された金属性の構造物や廃棄物を探すために使用されます。工事現場で埋設された配管を特定する際や、金属製のタンクや不法投棄された廃材の検出に役立ちます。これにより、工事中の掘削作業で埋設物を破損するリスクを回避できます。
考古学的調査
磁気探査は地下に埋もれた遺跡や構造物を発見するために使用されます。地中に隠された古代の陶器、金属製の道具、建物の基礎部分を特定できます。この技術は発掘作業を促進し、遺跡の保存に役立ちます。
地質調査
地質学では、磁気探査を使って地下にどんなものが隠れているのかを調べます。鉱物資源の調査では磁性を持つ鉱物の特定に利用されます。また、地震の影響を受けやすい断層や空洞の有無を調べます。
磁気探査の適用範囲
適用範囲の広さ
磁気探査は、地下配水だけでなく工場や施設など複雑な配管にも対応できます。
・地中に埋設された配管の調査:難易度が高い地下の配管にも対応可能です。
・複雑な配管構造:配管が入り込んでいる場合でも特定可能です。
磁気探査の利点と課題
磁気探査の利点
・非破壊的:地面や壁を掘削する必要ないため、解体や修復作業が不要です。
・高精度:微細な漏水や小さな損傷も検出可能です。
・迅速性:調査時間が短く結果がすぐに得られます。
磁気探査の課題
・コストが高い:高精度な機器を使用するため費用が高くなる傾向があります。
・適用できない場合がある:非磁性体の配管や浅い場所の調査では別の方法が適している場合があります。
まとめ
磁気探査は、埋設物の探索や地質調査などさまざまな分野で活用される技術です。地中や配管内の磁場の変化を検知することで目に見えない異常を特定できます。非破壊で高精度な調査を迅速に実現できる利点がありますが、コストや適用範囲の制限もあります。漏水調査でも磁気探査の利点を活かして採用されることがあります。音聴調査以外にもさまざまな調査方法があることを把握し、自分に適切な調査方法を選定できるとより快適な修繕が実現できるでしょう!
----------------------------------------------------------------------
株式会社川原設備
富山県射水市戸破1224-4
電話番号 : 0766-73-3862
FAX番号 : 0766-75-6323
----------------------------------------------------------------------