株式会社川原設備

トレーサーガス成分の種類と特徴

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トレーサーガスは本当に安全?
使用されるガスの種類について解説! 

トレーサーガスは本当に安全? 使用されるガスの種類について解説!

2025/08/05

こんにちは!富山全域で漏水調査や防水工事など水道工事サービスを展開しております「株式会社川原設備」です。水漏れ修理から配管の新設、さらには改修工事まで一貫して水回りのトラブルを解決しております。

建物の地下や壁の中などの目に見えない漏水をどのように発見しているのかご存じでしょうか?この時に活躍するのが「トレーサーガス」です。トレーサーガスを使用した漏水調査は、従来の方法では検知が難しい微細な漏水でも特定することができます。しかし、ガスを使用するため安全性について疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、トレーサーガスの正体や安全性について詳しく解説します!

目次

    トレーサーガス調査

    トレーサーガスとは

    トレーサーガスとは、微細な漏洩箇所を特定するために特殊な性質を持つ気体のことです。通常、漏洩調査は、水道管の音を聞く「音聴調査」が一般的ですが、音だけでは正確な場所を特定するのが難しいケースも少なくありません。

    そこで登場するのがトレーサーガスです。このガスは、配管などに注入すると、水や空気の圧力だけでは入り込めないようなごく小さな隙間からでも外部へと漏れ出してきます。地中や壁を通り抜けて地表に上がってきたガスを専用の検知器で測定することで、目に見えない場所の漏洩箇所をピンポイントで特定できるのです。

    トレーサーガスの特徴

    微細な漏れも検出:トレーサーガスは空気よりも軽く、非常に小さな分子でできているため、微細な亀裂や穴も通過することができます。

    非破壊調査:配管はもちろん、コンクリートやアスファルトを傷つけずに調査できるため、解体や修復作業を省くことができます。

    迅速な調査が可能:広範囲な調査でも、短時間で検出することが出来ます。

    環境への負担が少ない:人や環境に影響を与えないガスが使用されています。

    トレーサーガスの種類

    窒素ガス

    空気中の主要成分である窒素は、他の物質に反応しにくく安定しています。無色無臭で不燃性、人体に対して毒性が低い成分です。トレーサーガスでは、水素ガスと混合して使用されることがあります。混合することで爆発を抑え安全性を高めることが出来ます。

    水素ガス

    周期表では最も軽い元素とされ、高い拡散性を持っています。微細な隙間からでも漏れ出ることができるのはこの水素のおかげだということが分かります。しかし、可燃性であるため取り扱いには注意が必要です。しかし、トレーサーガスは一般的に窒素95%、水素5%の割合で混合されています。この配合であれば可燃の危険性を抑えることができます。

    ヘリウムガス

    ヘリウムガスは水素ガスよりも安全に取り扱うことが出来ます。水素に次いで拡散性が高く、微細な漏水を検知するのに適しています。トレーサーガスとしては、水素ガスが使用できない場合やより安全性が求められる場合に使用されます。

    主役は「窒素・水素混合ガス」

    驚くほど小さな分子量

    トレーサーガスの主役である水素は、分子量が非常に小さく、地球上で最も軽い気体です。この特性のおかげで、コンクリートや土壌の中のわずかな隙間、肉眼では確認できないような微細なひび割れからもガスが外部に漏れ出てくるため、音聴調査では発見が困難な場所でも漏洩を検知できます。空気よりも軽いため、地表に向かって上昇していく性質も、検知を容易にする大きなメリットです。

    人体や環境に優しい安全性

    窒素・水素混合ガスは、再生可能な天然資源から作られており、無味無臭で人体に無害です。この高い安全性が、住宅地や病院、工場など、さまざまな場所での調査を可能にしています。また、水素の配合比率がわずか5%であることにも重要な意味があります。水素は可燃性ですが、空気中の水素濃度が4%を超えると引火性を示すため、意図的にこの爆発下限濃度を上回る配合にすることで、誤って引火するリスクをなくし、安全性を最大限に高めています。

    高い安定性を持つ不活性ガス

    混合ガスの大部分を占める窒素は、大気中にも含まれる安定した気体です。他の物質と反応しにくいため、注入した配管や周囲の環境に影響を与える心配がありません。また、ガスの性質が変わらないため、信頼性の高い調査結果を得ることができます。

    ヘリウムガスの特徴

    窒素・水素混合ガスと並んでトレーサーガスとして使用されるのがヘリウムガスです。ヘリウムガスは、主に高感度なリークテストが必要な場面で活躍します。

    圧倒的な高感度検知能力

    ヘリウムは、大気中にごくわずかな量しか存在しないため、バックグラウンドノイズがほとんどありません。そのため、非常に微細な漏れであっても、専用の検知器を使えば極めて高い精度で検出することが可能です。この特性から、半導体製造装置や医療機器、航空宇宙関連の精密部品など、ごくわずかな漏れも許されないような分野でのリークテストに重宝されます。

    完全な不活性ガス

    ヘリウムは化学的に最も安定した元素の一つであり、他の物質と一切反応しない完全な不活性ガスです。そのため、機器や製品の内部に注入しても、その性能や素材に悪影響を与えることはありません。

    ヘリウムガスは窒素・水素混合ガスに比べてコストが高い傾向にあるため、一般的な漏水調査では混合ガスが主流ですが、高い精度と安全性が求められる特殊な環境ではヘリウムガスが選ばれることが多いです。

    トレーサーガスの用途

    どんな時に活躍する?

    漏水調査

    最も一般的な用途が水道管や給水管の漏水調査です。特に地面の下や壁の中、床下など、目視では確認できない箇所の漏れを特定する際に威力を発揮します。

    戸建て住宅やマンション: 水道料金が急に高くなった、どこからか水の流れる音がするという時に、ガスを注入して漏水箇所を特定します。

    工場や商業施設: 広大な敷地内の埋設配管から水が漏れている場合、効率的かつ正確に原因箇所を特定します。

    リークテスト

    ガス機器や配管など、気体の漏れを検査するリークテストにも欠かせません。

    自動車部品: エアコンの配管や燃料タンクなど、わずかなガスの漏れも許されない部品の品質管理に使われます。

    ガスボンベやバルブ: 高圧ガスの容器や、ガスの流れを制御するバルブの気密性を検査します。

    半導体製造装置: 高度な真空状態を保つ必要がある装置のリークテストにヘリウムガスが用いられます。

    その他の用途

    漏水やリークテスト以外にも、以下のような場面でトレーサーガスが活躍しています。

    地下埋設物の損傷特定: 地下に埋められた通信ケーブルや電力ケーブルの損傷箇所を特定する。

    温泉や地下水の調査: 地質調査の一環として、地下水の流れや構造を調べる。

    トレーサーガスの安全性

    人体や環境に優しい!

    トレーサーガスは人体や環境に影響を与えないように配慮されています。一般的に使用されるトレーサーガスは次のような安全性が確保されています。漏水調査を行ったことがない方でも即日使用ができます。

    不燃性:純粋な水素は可燃性ですが、トレーサーガスとして使用される場合は化学反応が起こりにくいガスと混合されているため、引火の危険性が低くなっています。

    無毒性:人体に対して毒性はありません。

    環境への影響が少ない:大気中に放出されても短時間で自然分解されるため環境への負担はほとんどありません。

    窒素・水素混合ガスの安全性

    窒素・水素混合ガスは、無毒、不燃性、非爆発性の特性を持っています。 水素は本来可燃性ですが、前述の通り、空気中での爆発下限濃度(4%)を上回る配合(5%)にすることで、引火のリスクをなくしています。さらに、毒性もないため、人がいる環境でも安心して使用できます。

    ヘリウムガスの安全性

    ヘリウムガスも、無毒、不燃性、非爆発性であり、極めて安全性の高い物質です。化学的に安定しているため、他の物質と反応して危険なガスを発生させることもありません。

    ただし、トレーサーガスを安全に利用するためには、適切な知識と経験が必要です。使用するガスの種類や濃度、注入方法などを十分に理解した上で、安全に作業を進めることが求められます。

    トレーサーガスの注意点

    専門的な知識と技術が必要

    トレーサーガスを使用すること自体に特別な資格は必ずしも必要ではありませんが、調査を正確に行うには、ガスの特性や配管の構造、専用検知器の操作方法など、専門的な知識と経験が不可欠です。ガスの濃度や注入圧を誤ると、正確な結果が得られなかったり、配管に損傷を与えてしまったりする可能性もあります。

    正しい手順と適切な機器の使用

    トレーサーガスを注入する際には、配管内の水をすべて抜く必要があります。また、調査環境に応じて、適切なガスの種類を選択し、高性能な検知器を使用しなければなりません。経験の浅い方が自己流で作業を行うと、誤った判断をしてしまうリスクがあるため注意が必要です。

    専門業者への依頼が推奨される

    トレーサーガスを用いた漏洩調査は、これらの専門知識と高度な技術が求められるため、専門業者に依頼することが強く推奨されます。専門業者は、適切な機材と豊富な経験を持っており、安全かつ迅速に漏洩箇所を特定し、補修方法まで提案してくれます。

    まとめ

    トレーサーガスは漏水調査において、高精度かつ迅速に漏水箇所を特定できる最新技術です。ガスと聞くと安全性が疑われますが、人体や環境に影響は少なく安心して使用できます。トレーサーガス調査は、従来の方法とは異なりピンポイントかつ短時間で漏水箇所の検出が実現できます。また、周囲の環境音にも左右されずいつでもどこでも探索可能です。導入している業者が少ないなか、川原設備では最新技術を使用したトレーサーガス調査が可能です。漏水でお困りの方はぜひ川原設備にお任せください!

    代表取締役:川原 寛之

    この記事の著者情報

    富山県射水市の拠点を中心に水道・ガス配管工事を展開して創業10年。富山県射水市・富山市・高岡市・氷見市・滑川市・小矢部市・上市町・魚津市・中新川郡の指定工事店に認定。「給水装置工事主任技術者」「一級配管技能士」「一級管工事施工管理技士」の国家資格を含む計6つの専門資格を保有し幅広い水トラブルを迅速解決します!

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