トレーサーガスで解決!コンクリート内部の隠れた問題を見逃さない調査術
2025/02/02
こんにちは!富山全域で漏水調査や防水工事など水道工事サービスを展開しております「株式会社川原設備」です。水漏れ修理から配管の新設、さらには改修工事まで一貫して水回りのトラブルを解決しております。
コンクリート内部の漏水の問題は、建物の耐久性や安全性に大きく影響を与えます。しかし、目視や従来の方法では発見が難しい箇所も多く、問題を見逃すケースも少なくありません。この記事では従来の調査方法との違いやトレーサーガスの用途、対応範囲について解説します!
目次
従来の特定方法
目視や音聴棒の限界
従来の漏水調査方法には、目視の方法や音響調査が主流でした。コンクリートの表面に発生するひび割れや水の染み出しを目視で確認する方法や、音聴棒を使用して内部に異常な音が発生していないか確認する方法です。しかし、これらの方法ではコンクリート内部の微細な問題を正確に特定するのが難しく、問題箇所を見逃してしまうことが少なくありません。
水圧試験の課題
もうひとつは、水圧試験があります。これは配管や構造内部に水を流し、漏れ箇所を確認する方法です。水圧試験は大掛かりな準備と時間が必要な点がデメリットです。特に規模が大きいと効率が悪く、コストが増加する傾向があります。
トレーサーガスの用途
トレーサーガスの特徴
トレーサーガス調査ではガスを配管やコンクリート内部に注入し、漏れ出たガスを探知機で検知します。トレーサーガス調査は空気よりも軽いためコンクリートの隙間から浮上することができます。そのため建物や設備を傷つけることなく漏水箇所を特定できます。
トレーサーガスの用途
・漏水調査:コンクリート内部の微細な漏水箇所を迅速に特定。コンクリート内部の目に見えない箇所でも検知します。
・ガス漏れの特定:都市ガスや配管内のガス漏れを検知します。
・気密性の確認:建物や設備の気密性をチェックし、エネルギー効率の向上や安全対策に役立っています。
トレーサーガスは漏水調査以外でも活用される万能なガスです。
トレーサーガス調査の対応範囲
すべての管種に対応
トレーサーガス調査はさまざまな種類の配管に対応できます。金属管や銅管、塩ビ管、ポリエチレン管、コンクリート管といった管種にも使用可能です。また、太さや長さ関係なく適用できるため大規模な工場や施設内の配管全体を調査することが可能です。さらに、配管が埋設されている場合でも掘削する必要なく微細な漏れも特定します。
すべての路面に対応
トレーサーガス調査は、アスファルト、コンクリート、タイルなどあらゆる路面での調査が可能です。ガスが軽く拡散しやすい特性を持つため地表に漏れ出し、高感度の検知器で検出します。微細な亀裂でも地表に出てくるため、埋設配管の漏水箇所を特定できます。特に複雑な構造を持つ建物や交通量の多い都市部では、破壊せずに効率よく調査ができるため有効的な選択肢です。どのような管種・路面でも対応できることで、幅広い用途や条件での利用が実現します。
まとめ
トレーサーガス調査は、コンクリート構造物や配管内部の隠れた問題を高精度で特定できる優れた調査方法です。従来の方法では見逃されがちな微細な漏水でも迅速に検出可能です。トレーサーガス調査を導入することで建物や設備のトラブルを迅速に解決し、建物の劣化や二次被害を防ぐことが出来ます。特に緊急性の高い場合にはトレーサーガスの活用が安全性と耐久性の向上に貢献します。問題を未然に防ぎ、安心して長期利用できる環境を実現しましょう。漏水調査を検討中の方は、トレーサーガス調査機器を所有している川原設備にお任せください!
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