煙が出る漏水調査とは!? 送煙調査のしくみを解説!
2025/02/06
こんにちは!富山全域で漏水調査や防水工事など水道工事サービスを展開しております「株式会社川原設備」です。水漏れ修理から配管の新設、さらには改修工事まで一貫して水回りのトラブルを解決しております。
漏水調査といえば音聴調査が一般的ですが煙が出る調査方法も存在しています。埋設配管など目に見えない箇所でも短時間で特定できる技術として採用されています。この記事では送煙調査の仕組みや適用範囲、利点や注意点についても詳しく紹介します!
目次
煙を使った漏水調査とは
送煙調査(そうえんちょうさ)とは
送煙調査とは人工的に発生させた煙を配管に送りこみ、漏水や空気漏れ、排水トラブルの原因を特定する方法です。排水管・下水管の異常を検知し短時間で特定します。漏水調査以外にも防火対策・空調設備の点検にも採用されています。調査に使用する煙は人体に害のない煙になります。有害物質を含まないため、吸い込んでも健康に影響を及ぼしません。
送煙調査の仕組み
送煙調査では特殊な発煙装置を使用して管内や設備に煙を送り込み、漏れ出た箇所を特定します。
・煙を発生させる
・煙を充満させる
・漏れ出す箇所を確認する
・場所を特定し修理計画を立てる
従来の水圧調査や音聴調査では発見が難しい小さな亀裂や隙間を特定できます。
送煙調査の適用範囲
排水管や下水道の漏れ
排水管のトラブルは地中や床・壁の内側で発生するため通常の方法では発見が難しいです。送煙調査なら管内に煙を充満させて亀裂や隙間から浮上するため簡単に特定できます。
地下設備や埋設配管の検査
地下に埋まった配管の漏水は水道メーターの異常で発覚することが多いですが具体的な異常箇所の特定は難しいです。送煙調査であれば問題ある箇所を迅速に特定することができます。
換気・空調設備の点検
建物内の空気環境を維持し故障を防ぐために行います。換気の接続部分や排気口の隙間、フィルターの詰まりを特定し正常な空気の流れを取り戻します。適切な点検を行うことでエネルギー効率が上がり電気代の節約にもつながります。
防火・防煙対策
ビルや商業施設での火災や漏水発生の調査として活躍します。建物の防火・防水性能を確認し、早期に補修を行うことで万が一のトラブルを防ぐことができます。
送煙調査のメリット
幅広い適用範囲
送煙調査はさまざまな建物の設備点検に活用できます。隠れた漏水や気密性のある場所にも役立つため住宅やオフィス、施設など幅広い場所で活躍します。
短時間調査
短時間で結果を得られるため迅速な対応が可能です。緊急性の高い場合でも早期特定が期待できます。オフィスや施設、工場などの業務を妨げずに調査を実施できる点は大きな魅力です。
送煙調査のデメリット
煙の使用が制限される場合がある
煙自体は人体に無害ですが、消防設備や高感度センサーがある施設では誤作動を引き起こす可能性があるため調査の可否を確認する必要があります。
専門業者による調査が必要
専用の発煙装置と専門知識を持つスタッフによる操作が必要なため個人の利用は難しいです。煙の量や圧力の調整、判定など経験豊富なスタッフに依頼するのがおすすめです。適切に行わないと正確な診断が難しいため実績のある業者に依頼するのが有効的です。
まとめ
漏水箇所を特定する方法として音聴調査やトレーサーガス調査以外にも、煙を使用した送煙調査があります。送煙調査は比較的短時間で特定でき建物への影響を最小限に抑えながら診断が実現します。排水管や下水管以外にも空調設備や防火設備など幅広い分野で活用されています。操作には専門的な技術が必要になるため業者に依頼することが重要です。
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