漏水が発生したら断水が必要？漏水と断水の違いを解説

こんにちは！富山全域で漏水調査や防水工事など水道工事サービスを展開しております「株式会社川原設備」です。水漏れ修理から配管の新設、さらには改修工事まで一貫して水回りのトラブルを解決しております。漏水は見えない箇所で進行するため突然目に見えるかたちで現れることが多いです。漏水や断水の発生は私たちの日常生活に大きな影響を与え、不便さからストレスがかかります。この記事では、漏水や断水が発生した場合はどのように対処すべきなのか、そもそも漏水と断水の違いが分からないといった基本知識から解説します！

断水とは水道局や管理会社が水道水の供給を一時的に停止することを言います。これらは計画的な工事や点検が必要な場合に、事前に通知があり進められる場合があります。また、地震や台風などの自然災害により急に使用が出来なくなる場合も起こり得るため、防災対策が必要になります。

～種類～

・全面断水：地域全体の水道供給が停止

・部分断水：特定の地域や建物のみで水道供給が停止

・計画断水：事前に告知されたうえで実施される断水

・突発断水：予期せぬ事故や災害により発生する断水

断水が起こることで次のような影響が出ることがあります。

・生活用水の不足：飲料水、調理用水、トイレ用水、入浴用水など生活のあらゆる面に影響を与えます。

・衛生環境の悪化：手洗いやうがい、トイレの清掃など清潔な環境が維持しづらくなります。

・精神的なストレス：水が使えなくなることで精神的なストレスが増大します。

・生活インフラの停止：飲食店や医療移管、介護施設などは営業停止や機能停止に追い込まれる事態につながります。

・経済活動の停止：商業施設やサービス業の運営が停止すると地域経済に大きな影響を与えます。

漏水は水道管や給水設備から水が漏れ出す現象のことを言います。漏水と断水は水の供給状態と原因が異なります。

〇供給状態

漏水：水は供給されていますが、水漏れが発生している

断水：水が完全に供給停止している

〇原因

漏水：水道管や給水設備の破損や劣化

断水：水道事業者や管理会社による供給停止

部分的な漏水の場合は、漏水が発生している箇所の止水栓を閉めることで水の流れを止めることができます。全体の止水栓を閉めるのではなく一部の止水栓だけを止めることで、他の水廻り設備は通常通り使用できるため日常生活への影響を最小限に留めることができます。

配管の破裂や地震などの災害によって広範囲にわたる漏水が発生した場合や漏水箇所が特定できない場合は、水道メーター付近にある元栓を閉めることで家全体の給水を止めて被害の拡大を防ぎます。その後早急に業者に調査･修理を依頼をすることで、生活に支障がでる期間を短くすることが出来るでしょう。

漏水は水道管や設備からの水漏れのことで、断水は水道供給の停止のことをいいます。漏水は水道料金の増加や建物への損害を引き起こし、断水は生活用水の不足や衛生環境の悪化をもたらすなど原因や影響が異なります。部分的な漏水であれば、止水栓を閉めることで一部の水漏れを止めることができ、広範囲な漏水や漏水箇所の特定が難しい場合は元栓を閉めることで全体の水漏れを止めることができます。そのため、漏水が発生したら水の流れを止める手段を選択することがありますが、断水が必要になることは少ないです。定期的に点検やメンテナンスを行い漏水を予防することが重要です。また、災害時などの断水に備えて生活用水の確保や衛生管理の準備をしておくことが大切です。